sea_horseの日記

日々の記録をおもむくままに  

尖閣問題 北野幸伯氏メルマガより

以下抜粋です。

尖閣問題についてもよく報道されていますが、概して以下のような感じになっています。

1、尖閣は日中が領有権を主張している島々である
(どこのメディアでも、「尖閣は日本領」とは報じられていない)
2、中国では大々的に「反日デモ」が起こっている
3、その理由は、日本政府が尖閣を「国有化したから」である

つまり、「日本が挑発して、中国人が怒っている」という因果関係になっている。
これはその通りなのですが、世界のメディアで徹底的に欠けているのは、

「中国は1895年から1970年まで一度も尖閣の領有権を主張したことがなく、尖閣は明白に日本領である」という視点です。

これは、日本政府が世界におけるプロパガンダを怠っている結果でしょう。
それで、情報戦において日本は中国に負けているのです。

▼野田さんは国連演説で一発逆転を狙え
こういう情報戦の劣勢を挽回するために、私は国連演説を使うようアドバイスしました。
それで演説の草案(ちょっと過激ですが)も書きました。

まだ読んでいない方はこちら。
http://archive.mag2.com/0000012950/20120916210509000.html
★国連を使って、世界を日本の味方にする方法

これを書いたのは9月16日ですが、ある読者さんが官邸HPに投稿したそうです。
9月20日には、読売新聞調査研究本部主任研究員の勝股秀通さんが、RPEとほぼ同様の主張を記事にしてくださいました。

一部抜粋すると。

< 国際法上、国家が領土権を主張するには、単に「無主の地」の発見による領有意思の表明だけでは不十分で、実効支配が必要とされています。

このため日本政府は、尖閣諸島に「国標」である標杭を建てることに続いて、様々な開拓事業をスタートさせました。
毎年のように移民を送り込み、海産物やアホウドリの羽毛を採集し、太平洋戦争が始まるまでは、カツオ節の製造事業なども営まれていました。
魚釣島付近で遭難した31人の中国漁民を救助したこともあり、
1920年には,当時の中国の外交機関である中華民国駐長崎領事から感謝状が贈られ、
「日本帝国沖縄県八重山郡尖閣列島」
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と明記し、
尖閣諸島を日本領土として認めています。>
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中国も1920年には、「尖閣は日本領と認めていた」と。

おい!

「太古の昔から尖閣は中国領じゃなかったんかい!」
しかし、この事実を日本人だけが知っていても意味ないわけです。
世界に知らせなければいけません。

<9月下旬には国連総会が開かれますが、中国政府から送られた
1920年の感謝状を示しながら、日本の主張が正しいことを、日本政府は世界に発信しなければなりません。>