sea_horseの日記

日々の記録をおもむくままに  

恋愛と結婚

河合隼雄さんの著作より

ロマンチックラブ(恋愛)が成就しその後二人は幸せに暮らしましたとはならない。
結婚してから後のほうが長い。
交際費など金をどう使うか、のもんだいがあり、姑など人間関係がある、面倒だやめたいと思ってもそう簡単にわかれられない。
これはロマンチックラブが生活苦に汚れるというはなしではない。全体性に向かっていると考えられないか?結婚を経験することでよりすばらしい人になって行く。
男女が惹かれ合う時、共通する部分と相反する部分があり、共通する部分が関係を維持させるのに役立ち、相反する部分が関係を発展させるのに役立つ。人生においてイヤなことやることに意味があり、発展性がある。
離婚相談にきた人に、結婚とは川の流れに二つの杭を打ち込むことに似ているというたとえ話をする。二人の距離が大きいと杭の間に張った網でたくさんの魚がとれる。なぜか離れた杭を選んだが、いま離れすぎているので網張をやめたといっている。[もし二人で網を張り続けると収穫がおおきいですよ、もう少し網を張り続けてはどうか]というと、分かりました頑張ってみますというひとが多いという。
好きな人をみつけ結婚するが、イヤなことが出てくると、切ってしまいダメと思う人のだめをやり抜かず、分かれ次の人をみつけをくりかえす人がいる。よくみるとほとんど同じような人を選んでいる。