sea_horseの日記

日々の記録をおもむくままに  

500光年後の地球訪問調査報告

500光年と以外と近いところにその惑星があった。核汚染が多少あったが、最初にメタクリーナを送り込み清掃の完了を確認後地表に降り立った。核汚染はおそらく以前に生息していた高等生物が間違った進化をした名残りなのだろう。ときおりこのような惑星が見つかることがある。汚染の真の原因については今後さらなる調査が必要と判断した。
降り立ってみるときれいな海岸があり、海藻、魚類、甲殻類、プランクトンなどが生息していることがわかった。陸地には各種の生物が生息しており、平野部には古い遺跡が残っていることがわかった。

古い遺跡を発見し掘り返してみると古い神殿が見つかった。他の地域の住居跡からは家具、道具類や不思議な円板がいくつも見つかった。これらから以前にこの惑星にすみ生息していたと思われる生物の生態がわかるかもしれない。

何年かの調査の末この惑星の生物の繁栄期の文化や生活様式が分かってきたので以下に報告する。

不思議な円板はプリミティブな記録媒体であることがわかった。比較的状態の良いものから当時の記録を再現することができた。着飾った生物達が神殿にあつまりなにやら儀式を行なっている映像が再現できた。仮にこの生物をプルネと呼ぼう。プルネ達は列をつくり神殿の聖なる箱に乗り込み坂を滑り降り奇声を発している。これは我々が言うところの宗教のようなものかもしれない。

別の生物を模したと思われる着ぐるみに身を包んだプルネが踊りながら行進をしたり、大勢の信者達の間を歩いていいる様子が再現できた。プルネ達は熱狂し、この着ぐるみに抱きつくもの、一緒に踊るものがあらわれる。この聖地はプルネの言葉でDisneylandと呼ばれていたようである。聖者の名前を冠した聖地と思われる。この宗教では我々の宗教が聖的な成長を目指すの対して、聖的なものには関心がなく、プルネ達は厳しい生活を離れて一刻のfunつまりある種の興奮状態になることを目的としていたようである。

その他の神殿としてはDepartment Store、Bar、Restaurant、Casino、Hospital等がある。さらなる調査が必要である。

この神殿は特に特定の時期、この惑星の自転に同期した季節に礼拝に訪れることが推奨されていたようである。特にNew Yearと言われるこのStar系の公転周期の一周をお祝いする時期にはプルネ達はCount Downという儀式を行い、お互いにだきあい、雑音を発する孔Mouthを他のプルネに押し付ける儀式をおこなっていたようである。