Three Cups of Tea

この本を読むと人の誠意への信頼が蘇る気がする。イデオロギーやら文化対立を超えるものを見抜く力のある人がいることを思う。アメリカ人の素朴な正義感をうれしく思う。
1993年　Greg Mortenson氏は亡き妹の思い出にK2に挑戦したが、遭難者救助で下山し途中で疲労の末道に迷い小さな村Korpheにたどりついた。この村でほぼ2カ月人々の献身的な助けで体力回復したGregは貧しく学校もないこの村に学校を建設することを約束し帰国する。PCの使い方も知らないGregはタイプライタで手紙を書き寄付金を集め、シリコンバレーの成功者でありがん末期のJean Hoeroniの支援をえて苦労の末最初の学校を建設した。
現在までにCentral Asia Instituteの理事としてパキスタン/アフガニスタン地区で既に171校の建設にかかわってきている。
このような活動がアメリカ人によって9/11後の反イスラムの中で行われてきた。それも政治的にも社会起業についても全くの素人の彼がただひたすら約束を守るという姿勢によって実現してきた。
かっこいいし、すばらしい。